最終更新:2024/12/14
INAXライブミュージアム 伊奈製陶100周年を祝う企画展『なんとかせにゃあクロニクル』、常滑市で開催!
INAXライブミュージアムでは、伊奈製陶(現LIXIL)の創立100周年を記念した企画展「なんとかせにゃあクロニクル ―伊奈製陶100年の挑戦―」を開催中です。本展では、陶芸から住宅設備への進化を遂げた同社の歩みを実物資料を交えて紹介します。常滑市ならではの歴史と未来のものづくりに触れる絶好の機会です。
企画展「なんとかせにゃあクロニクル ―伊奈製陶100年の挑戦―」
INAXライブミュージアム(愛知県常滑市)では、伊奈製陶(現LIXIL)の創立100周年を記念し、2024年4月13日(土)から2025年3月25日(火)まで、特別企画展を開催しています。この展示では、創業から現在までの伊奈製陶の挑戦と革新を100点以上の実物資料を通じて紹介します。
本展の見どころ
1. 歴史を辿る「伊奈製陶からINAX、そしてLIXILへ」
伊奈製陶は、江戸時代末期に初代伊奈長三郎が手掛けた茶器づくりに始まりました。その後、創業者の伊奈長太郎の代で陶芸から陶業へ転換を果たし、陶管やタイルの製造から住宅設備に至るまで多岐にわたる製品を開発。展示では、伊奈家4代にわたる陶芸作品や創業当初の発明品を展示し、彼らの創意工夫の歴史を辿ります。
- 注目の展示品: 国産初の温水洗浄機能付便器「サニタリイナ61」 戦後開発された軽量で耐久性のあるFRP製浴槽 1930年代の革新的な薄型モザイクタイル「ラスモザイク」
2. 中銀カプセルタワービルとの特別コラボレーション
1972年、東京・銀座に竣工した建築家黒川紀章の代表作「中銀カプセルタワービル」。この建築物で使用されたカプセル型ユニットバスが展示されます。革新的なデザインと技術の象徴であるこのユニットを間近で見ることができます。
- 特別展示: 現存するカプセルユニットを「どろんこ広場」にて展示。内部を窓越しに見学可能。
3. 未来への挑戦「惜しくも実現しなかったプロジェクト」
伊奈製陶が手掛けたユニークなプロジェクトや未完に終わった事業にも光を当てます。たとえば、FRPを活用したパラボラアンテナやセラミックス楽器の試作など、時代を先取りした挑戦を紹介します。
イベント情報
関連イベント「トークセッション」
「中銀カプセルタワービルの住人とつくり手」
- 日時: 2024年10月12日(土)13:30~15:00(終了後、内部見学可)
- 講師: 前田達之氏(保存プロジェクト代表)・大北達也氏(LIXIL浴室事業部)
- 料金: 2,500円(税込)※定員40名、事前申し込み制
特別ガイドツアー
会期中には、学芸員によるガイドツアーも随時開催。伊奈製陶の歴史や技術の背景をより深く知ることができます。
開催概要
- 会期: 2024年4月13日(土)~2025年3月25日(火)
- 会場: INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室〒479-8586 愛知県常滑市奥栄町1-130公式サイト
- 料金: 一般700円、高・大学生500円、小・中学生250円
- 休館日: 毎週水曜日(5月1日、8月14日を除く)、年末年始
アクセス方法
公共交通機関
- 電車: 名鉄常滑線「常滑駅」から徒歩15分
- バス: 知多バス「奥栄町1丁目」下車、徒歩5分
車
- 館内に無料駐車場を完備
注意事項
- 展示品には直接手を触れないようご注意ください。
- 雨天時には屋外展示や一部イベントが中止となる場合があります。
INAXライブミュージアムとは
INAXライブミュージアムは、「土」と「やきもの」の魅力を伝える体験型施設です。常滑市に根ざした伝統文化を背景に、陶芸体験や多彩な企画展を提供しています。
ミュージアム内の施設
- 窯のある広場・資料館
- 世界のタイル博物館
- 建築陶器のはじまり館
- 土・どろんこ館
- 陶楽工房
- やきもの工房
主催者情報
- 主催: INAXライブミュージアム
- 公式SNS: Instagram
この企画展では、伊奈製陶の100年にわたる挑戦の軌跡と未来への展望を体感できます。常滑市ならではの陶文化に触れる特別なひとときを、ぜひお楽しみください!
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